平成17年度は、「知恩院と京都・奈良の名刹を訪ねる」と題し、京都・奈良めぐり3日間のたびであった
(4月25・26・27日)。幸いお天気に恵まれ、浄土宗総本山・知恩院での早朝の回向含め、歴史あるお寺を7ヶ寺
を拝観し、先人の偉大な業績・足跡を感じた貸切バスでの旅でした。
浄土宗総本山・知恩院
 |
 |
鎌倉貞宗寺を午前8時に出発、一路京都を目指して(途中浜名湖インターで昼食弁当を積み込み)3時少し前に
宿泊場所「和順会館」到着。各自荷物を部屋に置き、知恩院へ。
境内の案内が、4時までとかでチョイと急ぐ。まずは、三門の大きさ・雄大さに心がしまる。一般には山門と称するのに
三門と書く、空・無想・無願の三つの解脱の境地を表す門とか。元和7年(1621年)建立、重層入母屋本瓦葺。構造・規模
において、現存の木造建築として最大の楼門です。
 |
境内見学を済ませ、一旦宿坊の「和順会館」へ戻り、食事までの僅かな時間、祇園散歩と出かけました。
舞妓さんを見つけシャッターを切る。
夕食は、和順会館側の「いもぼう平野屋本家」で食事。唐芋《形が海老に似ているので(海老芋と呼ばれている)》
と北海道の棒鱈(ぼうだら)と炊き合わせた料理が京都名物になっているそうだ。残念ながらカメラを忘れて
料理の写真がありません。
|  |
翌26日は、早朝5時10分起床。身支度をして、本堂内陣で参加者「各家先祖代々」の回向に向かう。念仏講の方々数名が
お坊さんが唱えるお経にあわせ、大きな声で和唱している。皆さん頭を下げ神妙に手を合わせている。最後に焼香をし
外陣で再度お詣りして、早朝の勤行が終わる。
ご先祖供養の回向を済ませ、テレビの「ゆく年くる年」の中継で広く知られている、大鐘楼へ。
宿坊(和順会館)へ戻り、館内の京都料理「華頂」にて、早朝勤行後の朝食を摂る。皆さん、
総本山知恩院でご先祖の供養をして満足。
薬師寺
 |
薬師寺は、「白鳳伽藍」エリアと「玄奘三蔵院伽藍」エリアの二つがあり、「白鳳伽藍」には金堂
(こんどう)及び、東塔・西塔の三重の塔があり、東塔は国宝で白鳳時代建立。西塔は享禄元年に
焼失し、昭和56年4月創建当初の白鳳様式で復興された。 金堂には、薬師三尊(国宝)が
祀られている。また、金堂のうしろに大講堂があり弥勒三尊(重要文化財)が祀られている。
「玄奘三蔵院伽藍」には、玄奘塔と大唐西域壁画殿があり、平山郁夫画伯が30年の歳月をかけ完成した
玄奘三蔵求法の精神を描いた壁画を絵身舎利(えしんしゃり)としてお祀利してあり、拝観してきました。 |
法隆寺
 |
聖徳太子と推古天皇が創建した、木造建築としては世界最古の建造物で、ユネスコ世界文化遺産に登録されている。
機械化された現代の建築工法しか知らない我々は、古代先人の知恵と技術に感心しながら、ガイドさんの説明に聞き入る。
|
中宮寺
 |
法隆寺東院伽藍東隣の中宮寺。 聖徳宗の尼寺。今回は、時間がなくて寄れなかった「広隆寺」の文殊菩薩像と同じ像があり、
頭の部分が少し違うとのこと。紙製にはとても見えない。また、時を経ても色鮮やかな、
絵もガラスケースの中に保管されていました。 |
西大寺
 |
二日目最後のお寺さん。昔は、東の東大寺に対する西の大寺にふさわしい官大寺であったが、平安時代に再三災害に会い
昔日の面影をとどめていないが、鎌倉時代半ばに復興され今は、真言律宗の根本道場(本山)である。
お坊さんの説明を受けた後、ご本尊を含め本堂内を拝観させていただいた。
銅製の灯篭がたくさん並べられ、明かりがともって飾られていて、鎌倉極楽寺の檀信徒一同と極楽寺から
寄贈されたのもあった。 |
 |
二日目の日程も無事終わり、宿泊地「奈良パークホテル」へ。ゆっくりと温泉風呂につかって、昨日は
出来なかった宴会を夕食をかねて行った。カラオケも皆さんお上手で、皆さんの美声がいつまだも続いた。
翌日出発前ホテル前で記念撮影。お土産を買いたいよと皆さんのご要望がありガイドさんの手配で、時間外
に開店してくれたお土産屋へ先ずは寄る。 |
ご近所・友達・親戚とバスが重くなるほど買い物をされました。さて、あと二つお寺を拝観して一路我が家への工程だ。
長谷寺
 |
真言宗豊山派の総本山「長谷寺」
牡丹の長谷寺、丁度「花祭り」の期間で山門近くまでバスが進入禁止になっていた。 参道下の駐車場からお土産屋を覗きながら参道を歩く、
やっと到着と思ったら、階段あり上り坂の回廊あり休み休み進む。牡丹があちこちに咲きほこり、疲れを癒してくれるがそれでもきついね。
一番上まで行かなかった方も。 帰りもバスの待つ駐車場までお土産屋さんに寄りながら歩く。
|
室生寺
 |
まずは腹ごしらえ。参道前の橋本旅館でお食事して、石楠花が見頃の境内へ。 ここも、長い階段に沿って弥勒堂・金堂・五重塔
が並び、ゆっくりと上っていく。 一番上まで上った人は10人ぐらいか。名古屋からこられた女性の4歳の子供が上ってきたのには
びっくり。 我らがガイドさんも頑張っていましたよ。 石楠花がたくさん咲いていました。 長谷寺と室生寺は、山登り
をした感じで少々疲れましたね。さあ!後は一路我が家を目指すのみ。
|
バスに乗ると、後部座席は宴会支度になっていました。皆さん疲れているはずだが、カラオケで
盛り上がり、途中トイレ休憩をはさみながら次から次へとお得意の美声が車内をにぎわしていました。
皆さん本当にお上手な方ばかり、バスガイドさんもビックリでした。3日間疲れたけれども
楽しい親睦旅行を無事終了しました。
親睦旅行見出しにもどる
|
|